私立中学校は学費が高い
これは多くの方が抱いている感想であると思います。
確かに、中学校は義務教育ですので
公立中学校に行けば「授業料」自体は一切かかりません。
ですが!!!
トータルでかかる「教育費」を考えると
私立中学校の学費が必ずしも高額であるとは言えない
という可能性もあるのです・・・。
公立中学校であっても諸経費はかかる
公立中学校が「無料」であるのは授業料のみ。
ドリルなどの副教材
学級費
給食費
PTA会費
修学旅行等の費用
などの諸経費については
実費を支払う必要があるのを忘れてはいけません。
文部科学省の統計(平成30年度)によると、
公立中学校の学習費(年額)は
488,397円
です。
一方、私立中学校の学習費(年額)は
1,406,433円
となっています。
やはり公立中学校よりは
かなり高額ですよね・・・。
でも!
この数字に紛らわされてはいけません!!!
※
「学習費」は、学校教育費・学校給食費・学校外活動費の総額です。
参考:文部科学省のウェブサイトより
https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_03.pdf
公立中学校の学習費に「塾代」をプラスすると・・・
中学生になると多くの子が「学習塾」に通うようになりますが、
その「塾代」の平均についても文部科学省の統計で示されています。
この統計によると、
公立中学校に通っている場合、
塾代の平均的な金額は
202,965円
となっていますが、
これはあくまで「中学生全体」の平均にすぎず、
塾に通っていない子=塾代0円
のケースも含まれている可能性が大なので、
あまり参考になるデータとは言えません・・・。
一方、
塾シル!という学習塾検索サイト内の
という記事の中に
塾の授業形式ごとの費用の相場が掲載されていたので
これをもとに年間の塾代を計算すると・・・
集団指導・・・およそ53万円
個別指導(1対3)・・・およそ78万円
個別指導(1対1)・・・およそ90万円
と、結構な額になることが分かります。
これに加えて、
夏期講習や冬期講習などを受けるとなると
費用はさらにプラスに。
公立中学校に通いながら個別指導の塾にも通塾した場合、
年間の教育費は
140万円前後+長期休みの講習代
となり、
ハッキリ言って
私立中の学費と変わらない額を負担する事になるのです!!!
私立中の場合「学校選び」さえ間違わなければ塾不要なケースも
それでは私立中に通う場合、塾は不要なのでしょうか?
この点については一概には言えないものの、
私立中は、公立中学校に比べて
教育カリキュラムが充実しているケースが多いですし、
娘の学校の場合は年間の学費の中に、
放課後の課外授業
長期休みなどの特別講習(予備校の先生を招くことも)
スタディサプリ
などの代金が含まれているので、
追加料金を払うことなく
レベルの高い教育を受けることが可能!
お子さんの学力に合わない学校に入ってしまった場合は
周囲に置いて行かれないようにするために
「塾通い」をする必要があるかもしれませんが、
そうでない限りは、
わざわざ塾に行かなくても
学校のカリキュラムで十分に学力向上が可能
だと思いますし、
それを「売り」にしている学校もあるようです。
※
娘の学校の場合、
年間の学習費総額は私立中の平均よりも低く
およそ100万円弱。
公立中学の学習費+塾代よりも、
かなり費用が抑えられています。
おわりに
「高い」という印象を持たれがちな私立中。
でも!
学校選びさえ間違わなければ
「公立中学校+塾代」よりも費用が低く抑えられる場合もありますし、
中高一貫校を選べば高校受験も不要に!
イメージだけで敬遠せず、
いろいろ情報を集めて「中学校選び」をしてみてくださいね★
★広告です★
※
「不登校」になっても
私立中の方が「お得」だと個人的に思っています。
【検証】私立中で不登校って損?実際に計算してみたら意外な結果に!