なぜ人はVTuberのてぇてぇを求めるのか:てえてえの科学

どうも、hololive所属・4期生・天音かなたを推しております、

国立大学教授、るぅと申します。

加えて2021年1月14日現在、

VTuberである天音かなた氏と桐生ココ氏との「てぇてぇ」に

悶絶している40代のおっさんでもあります。

 

私と同じように、

世の中にはVTuberの「てぇてぇ」を求める層が一定数いそうに感じます。

 

そこで、せっかく自分が研究者なので、

(自分の専門分野ではありませんが)

 

なぜ人はVTuberに「てぇてぇ」を求めるのか

 

という疑問について、学術的知見の面から、

非常に「浅い」考察をしてみようと思います。

 

「てえてえ」の意味はコチラ

 

結論を先に述べてしまうと、

 

「てぇてぇ」を望むこと自体が、

人間の不安感を減らし、

幸福感を強くさせてくれる効果があるため

 

ということだと思われます。

 

これは以下の論文での結果を受けての解釈です。

 

Gentile, D.A., Sweet, D.M. & He, L. (2020). Caring for Others Cares for the Self: An Experimental Test of Brief Downward Social Comparison, Loving-Kindness, and Interconnectedness Contemplations. J Happiness Stud 21, 765–778.

 

リンク:https://doi.org/10.1007/s10902-019-00100-2

 

上記の論文では、

「他人の幸福を願うと、自分自身の不安感が減少し、幸福感が強まる」

という実験の結果を報告しています。

「てぇてぇ」を求めることとはまさに、

他人の幸福を願うこと、だと考えることができます。

 

大富豪が大規模な寄付を行ったりすることがありますが、

その行為も「不安感の減少、幸福感の増大」という感覚を、

本人が本能的に感じている、ということがあるのかもしれません。

 

人間は社会的な生き物と言われますが、

他人がいないと自分も生きていけない、という点で、

他人のために尽くそうとすることで、

自分にも利益がある、というシステムになっているのは、

ある意味自然なことかもしれません。

 

以上をまとめますと、

VTuberは「てぇてぇ」を世の中に供給することで、

視聴者の不安感を減らして幸福感を強めていることになります。

つまり、

 

てぇてぇは正義

 

ということになるのかと思います(拡大解釈)。

 

 

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