夏休みの宿題の定番ともいえる読書感想文。
これに頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。
実は私も、皆さんと同じ年代の頃は読書感想文が大の苦手で
毎年、夏休みになるたびに憂鬱な気持ちになっていたものでした・・・。
ですが、大人になって
国語の教員免許&司書の資格を取得した私は
その経験から
読書感想文は「伝記」を選ぶとラクに書ける
という事実を発見したのです!!!
読書感想文は「伝記」を選ぶのがオススメな3つの理由

「小説」などよりも構成がシンプル

小説は、登場人物の人間関係や心理描写が複雑だったりするものもあるため、
普段、本を読みなれていなかったり、
読書そのものが苦手な場合は、
「1冊を読み切るだけで精一杯」
「一度読んだだけでは内容が把握しきれない」
となってしまう事も・・・。
でも、伝記は
「特定の人物の生涯や偉業をまとめて後世の人に伝える」
という性質を持っているため
小説などに比べて構成がシンプル
分かりやすく伝えるために難しい表現が少なめ
という傾向が!
他のジャンルの本に比べて
読みやすさが格段に上だと思われるので、
「本が苦手・・・」
という場合はもちろん、
「じっくり本を読んでいる時間がない」
という人にも「伝記」はおすすめですよ♪
テーマが明確なので感想文を書きやすい

読書感想文に「小説」などを選んだ場合は、
まず、その本の主題やテーマなどを「読み解く」必要があり、
その上で自分の感想をまとめる作業をしなくてはなりません。
ですが、
「伝記」の場合は、先ほどもお話ししたように
「特定の人物の生涯や偉業が書かれている本」であるため、
それに対してあなたが感じたことをシンプルにまとめればOK!
他のジャンルの本に比べると、はるかに感想文が書きやすいというのも
「伝記」の嬉しいポイントですよ♪
自分の興味に合わせて選びやすい

「伝記」に描かれている人物は
歴史上の人物
科学者
作家
画家
音楽家
スポーツ選手
など、
ここには書ききれないほどのジャンルに分かれます。
ですので、
自分の興味に合った人物を選んで書くことができるのも
読書感想文に「伝記」をおすすめする理由の1つ。
興味に合った人物の伝記であれば、
サクサクと楽しく読み進められる可能性が高いもの。
「頭を悩ませながら読書感想文を書く」という
一連の作業のストレスが軽減できるのも
「伝記」を選ぶ場合のメリットなのではないでしょうか。
本選びに迷った時は「図書館司書」に相談して!

ここまでのお話で
読書感想文は「伝記」を選ぶと書きやすい
という事は伝わったと思いますが、
もしかしたら
「伝記は種類が多すぎて何を選んだらいいか分からない」
「特に興味のある人物がいない」
と感じてしまう人もいるかも知れませんね。
このように本選び困ってしまった時は、
ぜひ、図書館の司書さんに相談してみてください。
図書館司書の仕事=本の貸し出し
というイメージが強いかもしれませんが、
利用者の本選びのお手伝いをするのも大事な仕事の1つ。
「何の本を読んだらいいか分からない」
という時は、
公共図書館の司書さんや、
あなたの学校にいる「学校司書さん」「司書教諭」などに
気軽に相談してみてください。
きっと親切に対応してもらえると思いますよ♪
おわりに

苦手な人にとって「読書感想文」はなかなか手強い相手ですが、
構成がシンプル
テーマが明確
自分の興味に合わせて選びやすい
という「伝記」はそんなあなたの強い味方。
今年の夏は「伝記」を読んで
無理なく楽に「読書感想文」をクリアしてみてくださいね♪
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私立中1年の女の子(不登校中)+2匹の猫の母。1981年生。
教員免許(中高・国語)、司書資格アリ。塾講師経験アリ。
ホロライブが大好き(箱推しです♪)
「山中みさと」は本名ではなく、
「けいおん!」の「山中さわこ先生」と
「新世紀エヴァンゲリオン」の「葛城ミサトさん」から
名字と名前をいただいてつけたライターネーム。
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