留年や高校中退はデメリット?大学入試では不利になるの?【大学教授に聞いてみた④】

大学進学を希望している皆さんの中には
様々な事情で高校を中退していたり、
留年等で高校卒業(見込みも含む)まで3年以上かかっている人もいると思います。

 

現在の制度では、
高校を中退していても「高卒認定試験」に合格していれば
大学の受験資格を得ることができますし、
在籍年数に関わらず、高校を卒業さえしていれば大学を受験することは可能です。

 

ですが、これらの経験をマイナスに捉えてしまい、

 

高校を中退していると大学入試で不利な扱いを受けるのではないか
高校の卒業に3年以上かかっていると、大学側に悪い印象を与えてしまうのではないか

 

と、不安に思っている方も少なくないのではないかと思います。

そこで今回は、大学入試において、
実際に選考に関わった経験がある現役の大学教授に

 

大学入試において留年や高校中退はデメリットになるのか?

 

という疑問を直接ぶつけてみる事にしました。

 

中退や留年などは大学入試で不利になるの?

 

 

 

合格者を選考する立場に立った事のある、るぅ教授ですが
高校中退で高卒認定試験を受けていたり、
留年や、通信制高校への転校によって3年以上かかって高校を卒業しているケースの場合、
入試で不利になることってあるんですか?

今まで入学試験に関わってきた経験上、
基本的にデメリットになるようなことはありませんでした。

 

通常の一般入試では、ほとんど試験での成績で合否を判定することになりますので、
どのような経歴を持っているかについては問題視されることはありません。

 

なるほど。
一般入試の場合は入試の成績が重要視されるため、
それまでの経歴は問われない傾向があるのですね。

もちろん、調査書等を点数に加える入学試験もありますので、
詳細は各大学の募集要項をしっかりと見ておく必要はあります

 

それではAO入試などの場合はどうでしょうか?

AO入試(2020年度から総合型選抜という名称に変わります)などでは、
調査書や志望理由書、及び面接などで選抜をしますので、
普通に高校をストレートで卒業した学生よりも
高卒認定試験や通信制高校転入など、
苦労をして勉強をしてきた学生を、

 

「それだけ苦労してでも勉強しようと思って頑張ってきた人なんだな」

 

というように評価することもありえます。

 

高校中退等の経歴が、
むしろプラスに働く可能性もあるということでしょうか?

私は実際、AO入試の面接官の経験もありますが、
そのような受験生を前にしたら、

 

「苦労してでも勉強しようと思って頑張ってきた人」

 

という評価をすると思います。
高校を中退した後、
高卒認定を受けてでも大学に進みたいと思ったくらい学ぶ意欲が強い人なんだな、とか、
3年以上かかって高校を卒業したということは、留年等しても途中で投げ出さず
最後までやり切るだけの努力家なんだな、というように。

 

そのうえで、いろいろと面接で、
その頑張り具合であったり、大学で学ぶ意欲について質問したいと思います。

 

「高校中退」や「3年以上かかって高校を卒業した」という経験は、
マイナスな印象を与えるというよりも「良いアピールポイント」になりそうですね。

はい。私も率直にそう思います。
実際に、高卒で就職して何年か働いたあと、
一般入試を受験して突破してくるといった学生も実際にはいましたが
そのような学生は、非常に努力家であることが多く、
強い意欲を持って勉学に励む傾向があるように感じます。

 

「高校中退」や「高校の卒業までの年数が人よりも多い」というのは
決してマイナスなものではなく、良い人生経験の1つ。
そのように捉えて、前向きな気持ちで受験に臨むのが大切になりそうですね。

その通りです!
ですので、「不利になるのではないか」などと思わずに、
「他の受験生より誇れるポイントが多いのだ!」と
自信を持って受験に臨んでくださいね。
私たち大学教員も、
そのような皆さんのチャレンジを待っていますよ!!!

 

 

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