【断乳は必要か?】私たちが娘の断乳をやめて卒乳を待つに至った理由【大後悔】

「どのタイミングでおっぱいをやめたら良いのか分からない」

「まだ授乳をしていたいけれど周囲からおっぱいをやめるよう言われてしまっている」

「そもそも断乳って必要なのかいまいち分からない」

 

そんなお悩みを持っているあなたに、

今回は

 

「私たちが娘の断乳を中断して卒乳を待つに至った理由」

 

と題し、

私たち夫婦の体験談をお話ししていきたいと思います。

 

一度は「断乳」を試みた私たち夫婦ですが、

とある出来事が契機となり「卒乳」を待つことに。

 

この記事では、

 

「断乳」を中断するに至った経緯

「卒乳」をできた時期

その後の娘の成長

周囲の人たちの反応

 

など、

私達家族に起こった

一連の出来事について包み隠さずにご紹介していきますので、

「断乳」「卒乳」に関する一意見・一体験談として

ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

本記事での「断乳」「卒乳」の定義については以下の通りになります

 

断乳:親の意思で授乳を中断する事

卒乳:子ども自身がおっぱいを必要としなくなるまで待つ事

 

 

「断乳」を試みた際の苦い経験

 

私たち夫婦は、たった1度だけですが

「断乳」を試みたことがあります。

 

ここでは、その時のことを

私たち自身の「後悔」「反省」の気持ちを含めて

ご紹介していきたいと思います。

 

 

 

「しなければならない」と思っていた「断乳」

 

娘が2歳になったばかりの頃、

私たち夫婦は「断乳」にトライしました。

 

その理由は

 

周囲から「そろそろおっぱいはやめないとね」と言われるようになっていた

育児系の雑誌やウェブサイト等でも「断乳」についての企画を見かけていた

 

ということから

 

2歳前後を目安に「断乳」をしなければならない

 

と、思い込んでいたからに他なりません。

 

でも、

いつも幸せそうに私のおっぱいを飲んでくれている娘を見るたびに

心の片隅では

 

「まだおっぱいをあげていたい」

 

という思いがあったのも事実。

 

ですがこの時は

 

「断乳をするのが娘のためである」

「親のエゴでいつまでも授乳を続けたらいけない」

 

と自らに言い聞かせ、

「断乳」を行うことを決意したのです。

 

 

初日は順調に見えた

 

断乳の前日、

やっと、意思の疎通ができるようになってきた娘に

 

「〇〇ちゃんは、もう赤ちゃんじゃないから今日でおっぱいはバイバイだよ」

「おっぱいをやめてお姉さんになるんだよ」

 

と、

何度も何度も語りかけ、

最後のおっぱいをあげた私。

 

娘が一体どこまで理解できていたのかは不明でしたが、

元気よく「はーい!」とお返事してくれたのを覚えています。

 

そして迎えた断乳初日。

 

おっぱいを欲しがって泣いてしまうことを覚悟していたのですが、

こちらの予想と反し、

1度も泣くこともグズることもなく、1日が過ぎていきました。

 

この時、少し気になったのが娘の様子。

普段は、親がクタクタに疲れてしまうほど元気いっぱいで、

何にでも興味を示す好奇心の塊のような娘が、

この日は、

 

「あれ?」

 

と感じてしまうくらいおとなしくなってしまっていたのです。

 

また、当時は「イヤイヤ期」だったにも関わらず、

こちらの言う事をなんでも素直に聞くように

 

そうなのです。

それまでは「すごく手がかかる」と感じていた娘が、

急に

 

「扱いやすい子」

→大人にとって都合の良い子

 

になったのです。

 

夜も、普段と違う面が見られました。

 

生まれてからずっと、

おっぱいを飲まないと眠ることができない娘でしたが、

この日は、寝入るまでに時間がかかったとはいえ、

抱っこをしているうちにコロンとねんね。

 

私たちはこれを

 

「断乳を期に成長したのかも」

 

などと、

呑気に構えてしまっていた上に、

順調に「断乳」が進んでいると思っていました。

 

本人がどんな気持ちになっているのかも気付かずに・・・。

 

もし、タイムマシンがあるのなら、

私はこの日に戻って、

昔の私に

 

「大変なことが起こっているよ!」

「この「扱いやすさ」は危険だよ!」

 

と、

伝えたいです。

 

 

2日目の夜に起こった悲劇

 

断乳2日目。

初日と同様、娘はおっぱいを欲しがって泣くこともなく

見た目には何の問題もなく進んでいるように見えていました。

 

ですが!!!

この日の夜中に大変なことが起こってしまいました。

 

一旦、抱っこで寝付いた娘が、

深夜に突然、大泣きをしたのです。

 

それはただの夜泣きではなく、

明らかに様子がおかしく、

 

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

「〇〇ちゃん、いい子になるから」

「おっぱいください」

 

と、

悲痛な表情で叫んでいるのです。

 

私たちは、娘にきちんと話をして

「断乳」をしたつもりでした

 

ですが、まだ幼い娘は

 

「自分が何か悪いことをしてしまったからおっぱいを飲ませてもらえなくなった」

 

と、思い込んでしまったようなのです。

 

このまま断乳を続けてしまったら大変なことになる

 

直感的にそう感じた私は

 

「ごめんね、お母さんが悪かったよ」

「〇〇ちゃんは何も悪くないんだよ」

 

と声をかけ、

私自身も涙を流しながら

娘に2日ぶりのおっぱいを与えました。

 

大泣きをしていた娘は、

おっぱいを口に含むとすぐに泣き止み、

不安でいっぱいだった表情が一気に穏やかに。

 

そのまま朝まですやすやと眠ってくれたのを

今でも鮮明に覚えています。

 

 

夫婦で大反省

 

その後、娘の大泣きで目を覚ましていた夫と話し合い

 

「断乳を続けるべきではない」

 

という結論に至りました。

 

このままでは「断乳の成功」と引き換えに、

娘本人の心を、取り返しのつかないほど

傷つけてしまう結果になるのではないかと危惧したからです。

 

娘自身の心の安定を最優先にするため、

「卒乳の時期が来るのを自然に待つ」

という方向にシフトする事にしました。

 

おっぱいを再びあげるようになってから、

すぐにいつもの「元気」を取り戻し、

天真爛漫な子に戻ってくれた娘。

 

「これでよかったのだ」

「断乳を中断して正解だった」

 

と、痛感しました。

 

もし、あのまま断乳を続けてしまって、

娘の心に深い傷を負わせてしまっていたとしたら・・・。

 

と考えると、

今振り返ってみても、本当に恐ろしい気持ちになります。

 

 

 周囲の意外な反応

 

「断乳」をやめて「卒乳」を待つことにした

私たちに対する周囲の反応は意外なものでした。

 

もちろん

 

「断乳をしないなんて非常識!」

「いつまでもおっぱいを飲ませているのはおかしい」

「母子分離に影響が出る!」

 

など、

厳しい意見をいただくこともありましたが、

 

「大きな声では言えないけれど、実はうちもまだおっぱいをあげているの」

「うちも本人が満足するまでおっぱいをやめないつもり」

 

という、

同じ考えを持っているママ達から、

賛同の声をかけてもらえるようになったのです。

 

「多くの人は断乳をしているものだ」

 

と、思い込んでいた私は、

予想外の反応にビックリしたのですが、

 

「自然に卒乳するまで待ちたい」

 

という考えの人は、

表立って声を上げていなかっただけで一定数存在するのだ、

と、気付くことができました。

 

ですので、

かつての私たち夫婦のように

 

「断乳はしなければならないもの」

 

と、思い込んでしまっているあなたに

 

みんなが「断乳」をしているわけではないですよ!

 

「断乳」をするかどうかは、

お子さんの状況や家庭の事情等も鑑みて

「自由に選択するもの」ですよ!

 

と、声を大にして伝えたい気持ちでいっぱいです。

 

私は「卒乳」を待つにあたり、

念のために、婦人科の先生に

「2歳を過ぎてもおっぱいをあげ続けても大丈夫でしょうか?」

と、相談をしてみました。

 

その結果、

「無理に断乳しなくても大丈夫ですよ」

と言われたので、

その結果も受けて、授乳の続行を決断しています。

(あくまでも私の当時の健康状態を診察してくれた担当医の見解です)

 

もし、長期授乳する事に不安を感じる方は、

一度、婦人科を受診して医師に相談してみてくださいね。

 

 

「断乳」しない事に決めた我が家のその後

 

「断乳」を行わず「卒乳」を待つと決めた我が家。

最終的に娘が「卒乳」できたのは

 

小学校1年生

 

でした。

 

もちろん、その時には既に

私の母乳は止まっていましたので

厳密には

 

「心の安定剤」としておっぱいが必要だったのは小学校1年生までだった

 

と表現した方が正しいかもしれません。

 

当然ながら、小学校1年生の時点では

毎日のようにおっぱいを求めていたわけではありません

 

2~3歳までは、

ほぼ毎日、おっぱいを必要とする状態だったのが

本人の成長に従ってその頻度が減っていき、

気付いたときには「卒乳」していたというのが実感です。

 

「卒乳」までの間は、おっぱいによって

心の安定を保っていたであろうと思われる娘。

 

彼女も今は既に10代。

特別、親に対する依存心が強いというわけでもなく、

(むしろ年齢の割に大人びていているほど)

心身共に明るく健康に育っています。

 

ちなみに娘によると「断乳事件」のことは

10代の今になっても、うっすらと記憶に残っているとの事・・・。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

大学教授パパからの一言

 

 

断乳中、昼間は今までの天真爛漫さ・自由気ままな感じがなくなり、

なんでも親の言うことを素直に聞く「いい子」になったこと、

加えて、夜中に娘が大泣きして「ごめんなさいごめんなさい」と謝りだしたこと、

この二つは、強烈に今も記憶に残っています。

 

この断乳事件の前の時点で、基本的に私は

 

子どもを一人前の人間として扱う

 

という育児方針で育児をしてきたつもりでした。

 

しかし雑誌やネット等の情報を鵜呑みにして、

断乳をすべき、と勝手に思い込んでしまい、

「子どもの意見を聞く」ということを忘れてしまっていました。

 

この断乳事件は、

私自身の育児方針の原点に立ち返る、本当に大きな一つの事件となりました。

 

ちなみに後々論文をいくつか調べてみましたが、

母乳の栄養成分もしくはおっぱいを介しての母子接触が、

その子どもの脳の発達を促し、結果として大人になった時の社会的地位が高まる

という、3万人を超える大規模調査などが報告されていました。

 

Sacker et al., (2013). Archives of Disease in Childhood.

 

 

また、

授乳は赤ちゃんのメンタルヘルスにも好影響、

という論文も出ています。

 

Harami et al. (2015). Archives of Hellenic Medicine

 

 

ちなみに、厚生労働省も、2002年くらいの段階で、

母子手帳から「断乳」という言葉を削除し、

自然な卒乳の方向へと方針を転換しているようです。

 

参考:https://iko-yo.net/articles/956

 

よって、うちが「断乳」を中断し「卒乳」を選んだという結論は、

そんなに間違った方向ではなかったのではないか、と今では思っています。

 

ただしだからといって、ミルクで育てるのがダメ、とか、

断乳がダメ、ということを主張するつもりはありません。

 

うちの育児方針や、妻が専業主婦という育児環境、

及び娘の精神状態がおかしくなりかけたということから、

最終的に「卒乳が合っていた」というだけだと思います。

 

他人がこうだったからうちもこうしようと

安易に結論づけるのではなく、

各家庭・各母子の状況を総合的に鑑みて、

試行錯誤しながら最善と思われる選択をするのがベストだと思います。

 

 

「断乳」をする方を否定する意図は全くありません

 

当然の事ですが、

私たちは「断乳」を希望している方を

否定するつもりも非難するつもりも決してありません。

 

「断乳」についての考え方は人それぞれですし、

お子さんの性格によっては

「断乳」という行為をそれほどストレスに感じないケースもあれば、

本人の自立のために必要な場合もあると思うからです。

 

私たち夫婦は娘の性格や置かれた状況等も鑑みた上で

「断乳をしない」という結論にたどり着いたにすぎません。

 

また、様々な事情があって

「断乳」を敢行せざるを得ない人がいるということも重々承知しています。

 

これらを踏まえた上で、かつての私のように

 

「断乳はしなければならないものだと思い込んでしまっている」

 

という方に向けて

 

「無理に断乳をしない」という選択肢もあるのですよ

 

ということを伝えたくて

この記事を書こうと思い至りました。

皆さまには、この点についてご理解をいただければと思います。

 

 

 

おわりに

 

最後に、数年前に98歳で亡くなった

夫の祖母(娘にとっての「ひいおばあちゃん」)の

「おっぱい」にまつわるエピソードをお話ししたいと思います。

 

大正生まれの夫の祖母もまた、6歳くらいまで

お母さんのおっぱいを飲んで育っていたそうなのですが、

その時の気持ちを

 

「すごく幸せだった」

「その時の光景や感触を今でもハッキリ覚えている」

 

と、

生前、私に話してくれ、

「断乳をしない」という私たちの決断についても

 

「それはとても良い事だと思う」

 

と、

賛成してくれていました。

 

90年以上も心に残り続ける母親の温かみ。

それは90年もの時代を超えて子どもの心に残り続ける

素晴らしい「ギフト」であると感じます。

 

もちろん「卒乳を待つ」ということだけが全てではないのは

重々承知していますが、この点から考えても

 

無理に断乳をしなくてもよい

 

という立場に私は立っています。

 

私たちのエピソードが

「断乳・卒乳」に関する1つの例として

皆様のお役に立つことができれば幸いです。

 

 

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