ほめると子どもはダメになる?科学的データに基づく結論

子育てのスタイルの1つとして長年議論されているのが

「ほめると子どもはダメになるのか?」というテーマの是非について。

 

子どもをほめることが

成長に良い影響をもたらすという説もある一方、

逆に弊害になってしまうという意見も存在しているのが現実。

 

10代の娘を持つ

私、山中も

 

「過剰に叱りすぎるのは良くない」

 

とは感じていたものの、

 

「ほめると子どもはダメになるのか?」

 

という事の信憑性が

よく分からないまま子育てをしていました。

 

ところがある時、

 

学習心理学

発達心理学

認知神経科学

 

を、専門に研究をしている夫から、

 

「ほめると子どもはダメになるのか?」というテーマについて

科学的な見地から検証した論文が存在する

 

という話を聞き、

その論文の内容を詳しく説明してもらったのですが、

そこには

 

「子どもをほめて育てることの是非」について、

科学的データに基づいた「答え」が示されていたのです!!!

 

 

「ほめると子どもはダメになる」の誤解

 

 

「子どもをほめすぎてしまうとつけあがってしまうのではないか・・・」

「やたらとほめてしまうと傲慢になってしまうのでは」

 

と、心配になってしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、

実は、それは大きな誤解!!!

 

子どもはほめるとダメになるどころか、

「ほめて育てるのが正解」であるという事が、

Banduraという研究者による1997年に提唱された理論や、

Honicke と Broadbent という研究者が

2016年に調査した研究によって支持されているのです。

 

ここでは、その内容について分かりやすく解説していきたいと思います。

 

 

「ほめて育てるのが正解」である科学的な理由

 

Banduraは、

子どもを褒めて自己効力感が高まると、

やる気が高まって勉強ができるようになる

という理論を提唱しました。

 

これをシンプルに説明すると

子どもは「ほめられる」経験の積み重ねによって

 

「自分はやればできる!!!」

 

という

 

「自己効力感」

 

を持てるようになっていき、

結果的に

 

「本人のやる気」

「自ら進んで物事に取り組む力」

 

につながっていくということだそう。

 

その理論は近年、Honicke と Broadbentが

2016年に発表した研究結果により、

 

自己効力感が高いと学業成績が良くなる

 

という結果として、

科学的なデータに基づいて実証されました。

 

ですので、

 

ほめて育てる=正解

 

であるのは

かなり信憑性の高い事実であるようです。

 

 

「ほめ方」を変えれば結果が出るかも!

 

 

でも・・・、

これまでの育児経験の中で

 

「子どもをほめて育てていたけれどうまくいかなかった」

「ほめてばかりいたら子どもがダメになった」

 

と感じている方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

そのような場合は、

 

アプローチの方法(ほめ方)を変えれば結果が出る

 

という可能性が十分にあります!!!

 

その効果的な方法については

以前にご紹介させていただいた

 

【読まなきゃ損!】あのマンガは「子育て」に役立つ情報が満載!【意外な作品】

 

の記事中で

 

ホメ方テクニック十ヶ条

 

を取り上げているので、

ぜひ、チェックしてみてくださいね♪

 

また、All Aboutの

 

子供の褒め方5つのNG例とは?

 

という記事では、

子どもをほめる時に避けるべき5つの行為について

具体的に言及されていますので、

こちらについても参考にしてみてください。

 

 

「ごほうび」では子どものやる気は伸びない

 

「次のテストで100点取ったらケーキを食べさせてあげる!」

「成績が上がったらゲームソフトを買ってあげる!」

 

というように、

子どもの「やる気」を引き出すために

「ごほうび」を利用している方も少なくないのではないでしょうか。

(実は私も経験があります・・・)

 

確かに、

子ども本人も喜んで努力をしてくれる傾向が強い「ごほうび作戦」は、

一見、効果的な方法に感じられますが、

これには大きな落とし穴が!!!

 

「ごほうび」をあげている間は、

親の期待通りに頑張ってくれる傾向が強い子どもたちですが、

その「ごほうび」がもらえなくなってしまうと

 

頑張ることをやめてしまう→やる気が低下してしまう

 

というリスクも。

 

実際に科学的な研究では、

 

元々、本人が自分で意欲的に取り組んでいた場合であっても

「ごほうび」をあげてしまうとやる気が消失してしまう

 

という傾向があると

Murayamaらが指摘しています。

 

つまり、

 

ごほうびは子どもの「やる気」を引き出すどころか

むしろマイナスな影響を与えてしまう

 

と言えるのです。

 

本人の「やる気」を引き出すために大切なのは、

やはり、

 

保護者が適切な言葉とタイミングで子どもをほめてあげる

 

ということ!

 

「どうしてもごほうびをあげたい」

 

という場合は、

「適切に褒める」という行為を確実に行った上で、

習慣化しないように気を付けるのが大切だと思われます。

 

 

おわりに

 

私たち、子育て中の親にとって、

難しいテーマの1つであった

 

「ほめると子どもはダメになるのか?」

 

ということの是非ですが、

ここでご紹介した科学的なデータにおいては

むしろ、子どもを正しい方法でほめる事が

 

本人のやる気

自ら進んで物事に取り組む力

成績アップ

 

につながるということが明らかに。

 

「習慣的なごほうび」のように「物で釣る」のではなく、

「正しくほめる」ということを心がけて、

子どもの「やる気」を上手に引き出してあげたいものですよね。

 

 

参考文献

 

Bandura.1997

Social cognitive theory, Bandura 1997

Murayama et al. 2010

 

 

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