「宿題は無意味である」というのは誤解!フェイクニュースにご注意を!!!

先日、私が好きなYou Tuberの1人である、

メンタリストDaiGoさんの

 

【衝撃】宿題が無意味であることが科学的に証明されている件【ゆたぼん君は若干正しい】

 

という動画を視聴していた時、

たまたま近くにいた夫がポツリと一言。

 

「これ、論文の内容を間違って解釈しているな・・・」

 

夫が普通のおじさんであれば、

おそらくスルーしていたであろうこの言葉。

 

ですが、夫の職業は大学教授。

しかも、専門分野は

 

学習心理学

発達心理学

認知神経科学

 

と、

まさに、この動画で扱っているテーマにドンピシャであったため、

 

彼の一言は無視できない

 

と、判断。

 

夫が何をもって

メンタリストDaiGoさんの動画の内容が

 

「実際の論文の内容と異なる」

 

としたのか、

詳しく聞いてみる事にしました。

 

 

論文の正しい解釈は?

 

メンタリストDaiGoさんが動画で紹介していた論文は

2006年に書かれた

 

Does Homework Improve Academic Achievement? A Synthesis of Research, 1987–2003

 

という、今から13年前に書かれた論文。

 

これを正しく読むと次のようなことが書かれているそう。

 

there was generally consistent evidence for a positive influence of homework on achievement

 

訳:

宿題には、総じて一貫して、プラスの効果があった

 

 

Studies that reported simple homework–achievement correlations revealed evidence that a stronger correlation existed in Grades 7–12 than in K–6

 

訳:

宿題と成績の単純な相関関係は、中高生(Grades 7-12)の方が、小学生(K-6)よりも、効果があった。

 

Does Homework Improve Academic Achievement? A Synthesis of Research, 1987–2003

の、アブストラクトより引用。

※訳は夫によるもの(私にはそんな能力はない・笑)

 

これらの記述からも分かるように

この論文は、

 

宿題は効果があった

 

と、報告している事が分かります。

 

さらに、この論文の著者は、

誤って自分の論文を解釈してしまう人が多いことを心配したのか、

 

「宿題は正しく出せば効果があるんですよ」

 

という記事をわざわざ公表しているという事実もあるとのこと。

 

NEWS TIP: ‘HOMEWORK IS LIKE GOOD MEDICINE’ AND OTHER RESEARCH-BASED BACK-TO-SCHOOL ADVICE

 

この記事でも、

 

宿題は適切に課されれば効果がある一方、
教員や親が子どもに過度な宿題の量やプレッシャーを与えると、
子どもに悪影響が出る可能性がある

 

という記載があります。

 

★関連記事★

叱りすぎな子育ては悪影響?科学的なデータから見る結論

 

 

これらの事から総合して考えると

 

宿題には意味がある

 

という事が明らかに!!!

 

ちなみに動画内でDaiGoさんが、

 

宿題をすると勉強ができるようになるかどうかについて、

ほとんど研究がされていない

 

と明言してしまっていましたが、

これも事実とは異なるそう。

 

そもそも上記の論文は、

 

120もの今までの研究の総まとめ

 

という論文なので、

少なくとも120以上の研究が2006年の段階で行われていた、

ということを示しているため、

 

宿題をすると勉強ができるようになるかどうかについては

多くの研究がされている

 

というのが正しいと夫は言っていました。

 

 

 

どうしてフェイクニュースが流れるの?

 

メンタリストDaiGoさんの場合、

おそらくリサーチ協力としてYu Suzukiさんという方が論文を読んで、

内容をDaiGoさんに教えているのだと思います。

 

この方は、

年間でかなりの数の論文を読まれている

とても優秀な方であるのは間違いないのですが、

夫によると、このYu Suzukiさんの、

英語力不足・学術英語論文を読む能力が不足しているなどの理由で

 

論文を誤って解釈してしまった

 

という可能性が高く、

 

論文の内容を都合よく解釈したとは考えにくい

 

との事

 

Yu Suzukiさんは大学院を出ていないようで、

おそらく英語学術論文の読み方を訓練されていない可能性が否めないそうです。

 

参照:

https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%81%95%E3%82%93

 

ですが、世の中には

 

他人の解釈をそのまま無責任に引用する

結論ありきで論文を自分の都合のいいように解釈する

 

という人も少なからず存在し、

 

結果的にフェイクニュースを広めてしまう

 

というケースもあるそう。

 

このような情報に振り回されないように、

流れてくる情報を一方的に信じるのではなく

 

情報のソースをきちんと確認する

 

という事が大切になってきます。

 

おわりに

 

流れてくる情報が正しいかどうか、

大学教授ではない素人の私たちが判断をする際に

どのようなポイントに注意するべきかを夫に聞いてみたところ

 

主張されている事実についての反対意見も調べてみる

可能であれば情報の根拠についても確認してみる

 

という2点が重要だそう。

 

このように、

情報の真偽を判断するスキルは

これからの教育において子どもたちに求められているものの1つ。

 

ですので、

私たち大人も

 

1つの情報だけで事実を判断しない

「正しい情報」を見極める目を持つ

 

という姿勢を持っておきたいものですよね。

 

 

参考文献

 

Does Homework Improve Academic Achievement? A Synthesis of Research, 1987–2003

Harris Cooper, Jorgianne Civey Robinson, Erika A Patall

 

 

 

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