【宿題は無意味ではない!】宿題の効果を最大限に引き出すために親ができる4つの事

先日、メンタリストDaiGoさんのYouTube動画に関連する

 

「宿題は無意味である」というのは誤解!フェイクニュースにご注意を!!!

 

という記事の中でご紹介した、

Harris Cooper氏の見解が示されている、

 

NEWS TIP: ‘HOMEWORK IS LIKE GOOD MEDICINE’ AND OTHER RESEARCH-BASED BACK-TO-SCHOOL ADVICE

 

というページ。

 

そこには、

 

宿題は適切に課されれば効果がある一方、

教員や親が子どもに過度な宿題の量やプレッシャーを与えると、

子どもに悪影響が出る可能性がある

 

という記載がされていました。

 

それでは、

 

「適切な宿題の課され方」

 

とは、いったいどのようなものなのでしょう?

 

そして、

我が子の宿題が「適切に課されていない」という場合、

保護者はどのように対処をしていけば良いのでしょう?

 

今回は、Harris Cooper氏の見解を参考にしながら、

 

「宿題」の効果を最大限に引き出すために親ができる4つの事

 

について、

ご紹介していきたいと思います。

 

 

「適切な宿題の課され方」とは?

 

Harris Cooper氏は自身の見解の中で

「適切な宿題の課され方」について

 

発達段階:

年齢に応じて、量が多すぎるとストレス、少なすぎると効果なし

 

家庭環境:

親が宿題に期待しすぎない+学習習慣や時間管理術を身に着けさせる感覚を

 

NEWS TIP: ‘HOMEWORK IS LIKE GOOD MEDICINE’ AND OTHER RESEARCH-BASED BACK-TO-SCHOOL ADVICEより要約

 

という2つのポイントを掲げています。

 

つまり、

「宿題」の効果を最大限に発揮させるには

 

子どもにとって適切な環境下で課されている

 

という点が重要で、

 

宿題の課され方によっては子どもにマイナスな影響を与える可能性もある

 

という危険性も否めないのです。

 

 

子どもにとってマイナスな宿題の課され方とは?

 

それでは、

子どもマイナスな影響を与えかねない宿題の課され方とは

一体、どのようなものなのでしょう?

ここでは2つの例をご紹介していきたいと思います。

 

 

子どもの年齢や発達段階に合わない量の宿題が出される

 

 

宿題は量が多い方が良い

たくさん勉強をすれば成績が上がる

 

そのような思いから、

子ども達に大量の宿題を課すという先生や、

それを歓迎する保護者が一定数存在していると、

私の経験から感じています。

 

ですが、子どもの宿題の処理能力は個人差があり、

中には、

 

「大量の宿題」をこなしきれない

 

という子がいるのも事実。

 

そのような子にとって大量の宿題は

Harris Cooper氏の指摘のように

 

大きなストレス

 

になってしまいかねませんし、

勉強そのものに対する意欲も消失させてしまう危険性も。

 

逆に、処理能力が高いにも関わらず

 

宿題の量に物足りなさを感じる

 

という場合も、

宿題の効果が最大限に発揮されない可能性が。

 

学校は、ある程度の「公平性」が求められる部分もあるため、

すべての子どもに「同じ量」の宿題を課すというケースがほとんどですが、

それぞれの子どもの発達段階を考慮せず

 

みんなに同じ量の宿題を課す

 

というのは、

その「効果」という面から考えると

必ずしも好ましい状況とは言えないのかも知れません。

 

 

親が宿題を必要以上に強要してしまう

 

 

 

 

「きちんと宿題をやらないと勉強についていけなくなってしまう」

「宿題をせずに登校したら学校で先生に叱られてしまう」

「子どもがきちんと宿題をしないと、親がだらしないと思われそう」

 

そんな思いが募って、

つい

 

「宿題をやりなさい!!!」

 

と、強要してしまった経験のある方は多いのではないでしょうか?

(私も経験があります・・・)

 

でも!

その「宿題の強要」は子どもの

 

やる気の低下

勉強嫌いの促進

 

につながり、

 

成績の低下

 

を招いてしまう危険性が。

 

また、

 

叱りすぎな子育ては悪影響?科学的なデータから見る結論

 

の記事でもご紹介したように、

 

勉強をさせるために過度に叱りすぎてしまう

プレッシャーでテストの成績が下がる

自己効力感が下がってやる気が落ちて成績が下がる

 

という負の連鎖を招いてしまったり、

 

強制・支配で子どもの脳にダメージを与えてしまう

 

というリスクも!

 

子どもが宿題の存在そのものを忘れてしまっている場合は

 

「宿題は早めにやってしまおうね」

 

などの声がけは必要かも知れませんし、

分からない問題があるような場合は

サポートをしても良いと思いますが、

 

親が宿題を必要以上に強要してしまうのは

考え物であると言えるでしょう。

 

 

宿題の効果を最大限に引き出すために親ができる4つの事

 

 

ここまで

子どもにとってマイナスになってしまう宿題の課され方について

ご紹介してきました。

 

ですが、

 

「でも、子どもに宿題をやらせないわけにはいかない!」

「宿題は先生が出すものなのだから親はどうする事もできない」

 

と感じてしまった方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

でも、決してそんなことはありません!!!

 

親の対応次第で、

宿題の効果を最大限に発揮できる環境を整えることは

十分に可能なのです!!!

 

 

宿題の「やり方」を工夫してみる

 

学校から課される宿題の量が「子どもに合わない」と感じる場合、

「やり方」そのものを工夫してみるのが◎!!!

 

宿題が「足りない」と感じる場合

 

宿題の量が少なく「物足りない」と感じる場合は、

親が+αの課題を出してあげるのがオススメ!!!

 

市販のドリルを活用しても良いと思いますし、

 

ちびむすドリル

 

学習プリント.com

 

などの、

無料で使える教材を利用するのも手!

 

お子さんの様子を見ながら

負担にならない「ちょうど良い量」を新調に見極めながら

+αの課題を出していきましょう。

 

 

 宿題が「多い」と感じる場合

 

学校の宿題が「多い」と感じる場合は、

 

宿題を複数回に分けてやるようにする

 

と、

お子さんの心理的負担が軽減されるかもしれません。

 

実はうちの娘が小学校中学年の時、

担任の先生が「宿題をたくさん出す」ので有名な先生だったため

本人が

 

「宿題が多くて辛い・・・」

 

と悩んでいた時期がありました。

 

その時、宿題を1度にやろうとせず、

 

1回目:おやつを食べた後

2回目:寝る前

 

というように、

宿題を複数回に分けてやらせてみたところ、

1度にやらなければならない量が減ったせいか本人のストレスが軽減!

 

スムーズに宿題をこなせるようになった上に

 

大量の宿題でも対応できるようになった

 

という事で本人の自信にもつながり

勉強そのものに対する意欲も結果的にアップしました

 

このように、

 

宿題は一気に終わらせなければいけない

 

という先入観を捨て、

小分けにしてやってみるようにすると

大量の宿題であっても無理なくできるようになるかも知れません。

 

 

「宿題しなさい」と叱る前に「やりたくない原因」を探るべし

 

先にもお話ししたように、

子どもが宿題をしないと様々な思いが募って

つい叱りたくなってしまうもの。

 

でもその気持ちをグッと抑えて、

 

子どもが宿題をやりたくない原因

 

を探ってみるのも大切です。

 

学校の勉強について行けず宿題そのものがストレスになっている

心配事があって宿題が手につかない

とても疲れていてすぐに宿題ができる状態にない

自分のタイミングで宿題をしたい

 

など、

考えられる原因は様々。

 

お子さんの話を聞いて

一緒に解決策を探っていけば

 

「宿題をしなさい」と叱る必要がなくなる

 

という可能性も大!!!

ぜひお試しください

 

 

場合によっては先生に相談するのもアリ

 

これは「宿題が多すぎる」と感じる場合についてですが、

上記の事を試してみても「宿題」に対するストレスが改善されない場合は、

思い切って先生に相談してみるのもアリだと思います。

 

うちの娘は以前「公文式」の教室に通っていたのですが、

そこで課される宿題の量があまりに多く、

毎日、涙を流しながらやっている状態にあったので

教室の先生に

 

「宿題の量が本人の負担になっていて学習意欲が低下しているようだ」

 

と相談したところ

 

宿題の量を減らす

 

という対応をしてもらえたことがありました。

 

その結果、無理なくできる量になったため

本人の学習意欲が大幅にアップ!

 

このように「宿題を減らす」事で

良い効果をもたらす可能性も高いので、

 

「宿題が負担」

 

と、感じている場合は

先生に相談して「宿題の量を減らす交渉」をしてみるのも良いと思います。

(特に習い事の場合は)

 

 

連絡帳を活用するのも手

 

子どもがどうしても宿題をやり切れない場合は、

無理にやらせるのではなく、

連絡帳などを用いて先生に伝えるのも手。

 

これも私が実際にやったことがある方法で、

子どもが宿題をやり切れなかった時、

 

「本人はがんばりましたが、宿題を全てやりきることができませんでした」

「残った分は後日提出させます」

 

と、先生に伝えてみたところ

 

「無理のない範囲でやっていただければOKです」

「お子さんとお話しして朝自習の時にやってもらうことになりました」

 

など、

子ども本人が叱られることもなく、

臨機応変に対応していただけました。

 

お子さん本人が頑張ったにも関わらず、

宿題を終わらせることができなかったら、

親が連絡帳で先生にその旨を伝えるだけでも

本人のストレス軽減になると思いますよ♪

 

 

おわりに

 

宿題は子どもの学習にとってプラスにもなり得ますが、

 

発達段階

家庭環境

 

によっては、

逆にマイナスになってしまう事も・・・。

 

「宿題は完璧にやらなければならない」という固定観念を捨て

子どもにとって「適切」な環境を用意し、

 

宿題と上手に付き合う

 

というスタンスでいるのが

子ども自身の

 

成績アップ

自己効力感の向上

 

に、

良い効果をもたらしていくのかもしれませんね♪

 

 

 

参考文献

 

NEWS TIP: ‘HOMEWORK IS LIKE GOOD MEDICINE’ AND OTHER RESEARCH-BASED BACK-TO-SCHOOL ADVICE

 

 

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